2014年9月24日水曜日

iPhoneの機種交換でバックアップから戻す時にエラーが出た場合の対処方法

先日、知合いがiPhone6へ機種交換し取ってあったバックアップから戻そうとしたが、エラーが出て失敗した事例に対応し成功しましたので、その時の方法を記載します。
パソコンに少し詳しい方なら出来る作業です。

その前に機種交換時に行っておきたい事を羅列します。

  1. 可能なら下取り契約の場合でも、データ移行が終わってから返却する。キャリアによって対応が違うかもしれません。ソフトバンクは大丈夫でした。
  2. バックアップはiCloudだけではなくiTunes経由でパソコンへも取っておく。バックアップが完了したのを確認する事も大事です。
下記に記載する方法はパソコンへ保存されているバックアップファイルでエラーが出た時の対応方法です。
お店で機種交換を行った後、家でバックアップから戻す作業となりますが、その時に「壊れています」みたいなエラーが出た場合の対応方法です。

  1. バックアップフォルダーを開く。場所は
    Mac:~/ライブラリ/Application Support/MobileSync/Backup/
    「~」はユーザのホームフォルダを表します。ホームフォルダに「ライブラリ」が表示されない場合は、「option」キーを押しながら「移動」メニューをクリックします。
    Windows XP:¥Documents and Settings¥[ユーザー名]¥Application Data¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup¥
    「Application Data」フォルダにすばやくアクセスするには、「スタート」をクリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。「%appdata%」と入力し、「OK」をクリックします。
    Windows Vista、Windows 7 および Windows 8:¥ユーザー¥(ユーザー名)¥AppData¥Roaming¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup¥
    「AppData」フォルダにすばやくアクセスするには、「スタート」をクリックします。検索バーで「%appdata%」と入力し、「Return」キーを押します。

    詳しくは下記を参照して下さい。
    http://support.apple.com/kb/ht4946?viewlocale=ja_JP
  2. フォルダーの日付を見て、戻したいバックアップが入ったフォルダーを特定する。
  3. 特定したフォルダーを複製する。
    Macの場合は右クリックで複製を選択。Windowsの場合は右クリックでコピーしてそのままペースト。
    この時にエラーが出た場合もスキップして最後まで続けて下さい。
  4. 元のフォルダーと複製したフォルダーに含まれるファイルの数を比較して下さい。差が少ないほど復元出来る可能性が高まります。
  5. 複製したフォルダーに足りないファイルを作成する。サイズ0(ゼロ)でかまいません。
    Windowsの場合は右クリックで新規作成(テキストファイル等)、Macの場合はテキストエディット等で新規ファイルを作成してテキストファイルとして保存。
    その後にファイル名を足りないファイルと同じにする。拡張子が付いていたら削除して拡張子無しにする。
  6. ファイル数が同じになったら元のフォルダーを別のフォルダーへ移動させる。iTunesで戻すバックアップを特定しやすくなります。
  7. iTunesでバックアップから戻します。
以上です。足りないファイルの数だけ移行出来ないデータがありますが、大事なデータが少しでも戻っていれば無いよりは良いかと思います。
大量にコピー出来ないファイルがある場合は、そのパソコンのハードディスクも故障しかけていますので、早急な対応が必要です。
不明な点が有れば、お気軽にお問合せ下さい。